「」の「」でぐだぐだ言っていたData Recorder(以下 DR)の実装タスクが終わりました.
まあ,細々としたテストをあともう少しはやりたいと思ってますが.
いやぁ,衛星搭載中央計算機(OBC : On Board Computer) のデバッグなかなかきつい.
衛星とのデータのやり取りは地上局(地上でテストする場合はもちろん有線で繋いでいますが)を介して行うわけで,普段のようにprintデバッグがそれはそれはやりにくい.
地上局の使い方も,基本は教わったけれど,残りは手探り状態.過去のコマンドファイルを見て,自分で適当に試して,といった感じです.
まあ,実機を好きに触らせてくれたのは,現システムを理解するのにとても役立ったので,ありがたかったですけどね.
それに,そもそも衛星の運用なんて知らないので,DRに要求される仕様がわからない,わからない.
パケット保存メモリがSRAMのときはうまく動いていたにもかかわらず,FLASHにするとうまくパケットが読み出せないバグに数日時間を溶かしました.
原因は,パケットの読み出しそのものではなく,パケット長の読み出し先がミスっていたことでした.パケット長はパケットヘッダに格納されていましたが,そんなこと聞いていない....パケット構成が知りたいなぁ.
というか,諸々の仕様が文書化されておらず,人から人へ脈々と受け継がれてるのまずいでしょ....(少なくとも)新入生に優しくない.
うちの大学だから重大な情報欠損がないだけで,一般社会じゃ死にそうだ.
そういえば,今開発一時停止になっている某衛星については,このままだと学生の卒業とともに蓄積知識が失われてしまうので,さあ大変,みたいな話がでてました.
結局は,この衛星開発に長い間携わっていた現助教にすべての知識を引き継ぐ,という,スーパー訳のわからん方法を取ることになってましたねw(この方針が決定されたとき,某M1の先輩が,「ほう,助教は○○(衛星名)の情報を一手に引き受け,○○(衛星名)の神になるのか.」と言ってたのが印象的でした.)
なんでこんなに中央集権的なんだ....時代は分散型システムでは...?
話が脱線した気がします.
そうだ,次のタスクも振ってきました.(もちろん細かいタスクはこれら以外にもたくさん振られてます.)
FLASHは不良セクタを出すので,それ対策を.論理アドレスと物理アドレスを実装して,FLASHを用いるアプリケーションには不良セクタ処理を意識させない実装を.だってさ.
相変わらず,抽象度が高いタスクの振り方だなぁ....
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