卒業論文首席で航空宇宙学会賞もらったんだから,学生答辞やれと命令されてしまって,急遽答辞を読んだ.
季節の挨拶などはまったくなく,準備もおろそかで,「えーっと」「なんか」などの多い答辞になってしまった(もちろん謝恩会後半なので,酔っ払っている).
しかし,卒業当時に考えていた思考が後になってわかるのも悪くないので,録画された動画から文字に起こしてここに残す.
えーっと,えっと,なんか.
あーっと出ないなぁー.
なんか,2時間くらい前に急に[D]くん から喋れと言われてしまって,
で,まあ,なんかーこんな,ねえ,言語能力のない人間にこんなもの頼むのかー,と思いながらさっきぱぱぱーっと喋りたいなぁーと思うことを,まあ,箇条書きにしてるので,それだけちょっと見させてください.
えーっと,えー,まあ,とりあえず,
先生方には,ほんと,この1年,だけじゃなくて,まあなんか,2年くらい,授業をはじめ,本当にお世話になりました.
えー,僕ら,えーっと,まあ先程,「知識がなかったからいろいろ入れてもらった」 とかそういう話などもありましたけれど,やっぱ一番は,なんか,“研究”というものを全くしたことのない,えーーー,段階で,
その研究というものを,手取り足取り教えていただいた,
これは本当に,えーっと,その,[聞き取れず]だと思うし,えーっとなんか,先生からしてみれば,毎年新しい,あのー,生徒がはいってまた1から教え直すのかー,というような感じかもしれませんが,ほんとに助かりました.
えっとー,個人的な話をすると,
僕はあの[宇宙機の種類] という,まあ,今までにない[機器の種類] を作りたい,というモチベーションで,えー,研究やろう,というっていうのは早い段階から決まっていたんですけど,
えー,[機器の種類] を作りたいってなっちゃうと,一歩間違える,一歩間違えるは言い方変ですけど,普通にやると開発になってしまって,研究にならない.
えー,ま,それやればできるね,とか,まあ,ただやるだけ,みたいなものになって,設計とか,それだとまあ研究にならなくて,なかなか,どう研究テーマを見つけていけばいいのかなー,というこどで,まあ最初の2ヶ月くらいずっと,うーん研究というものをなかなか始められず,右往左往した時期がありました.
そういうところで,
えーっと,「こういうことやっていけばいいんじゃないか」とか,
「こういうのがあるよ」とか,
そういうのを教えていただけたのは,すごい感謝しています.
えーーー,さらにえー,そういう概念的なことではなくて,
あの,例えば,可視化の仕方とか,論理構成のなんかまったくないぐちゃぐちゃしたレジュメも添削してくださったりとか,まあ,そつーーー,試問の前のあの11分に収めないといけない,あ,システム は11分に収めないといけないんですけど,11分に収まらない膨大なスライドを削るのを手伝ってくれたりとか,
そういう泥臭い,時間のかかる,先生の時間を奪ってしまうようなこともほんとに,えーっと,いろいろやっていただいて,本当に感謝の念が絶えないです.
えー,あと,えーっとー,ちょっと先生の話というか,僕らの同期の話になりますけど,
このメンバーでいられるのも,これが最後今月が最後で,ほとんどの方は,えっと,航空宇宙工学専攻に行かれると思いますが,あの,新領域に行かれる方もいますし,宇宙研行く方もいる.
また違う学部に行く方もいますし,えーっと,まあ就職される方もいる.
で,えっと,僕はこの航空の同期は,すごい,えっと一生の宝だなぁと思っていて,それのなんか一番の理由が,
え,航空って工学部の他の学科と一番違うところは何か,自分の中で思っているのは,名前からして“航空”っておかしいんですよ.
で,機械だと,機械じゃないですか,電気だと電気があって,あの,材料だと,えー,マテリアルだとマテリアル.
“航空”っていってなぜか知らないけど,まあ飛行機・宇宙機みたいな,“もの”が名前になっているんですよ.
で,中身見てみると,なんか空力やってたりとか,材料,材力,熱流体とか推進とか,まあー,制御とかそういう四力とかやってたり,あの,もっと深く見てみると,なんか離散数学やっている人もいれば,なんかアルミナ還元している人とかもいて,そういう,あのー,ほんとわけわかんないことまでやってる.
ってことは,このーなんかメンバーっていうのは,えっと,なんか将来,なんか絶対,あ,こういうことで詰まったなーってときに,絶対その分野のプロ,というか,その分野の強い人がいるはずで,
これはなんか他の学科にはないんじゃないか,例えば機械だったら機械で閉じてる,電気だったら電気で閉じてる,
でも航空はもの,ものが最初にあるんで,そっから派生するものなんでも,ある,なんでも,なんでもあるので,
まあ,このー学友というか,この同期,このメンバーは,すごい,一生の宝になるのかなぁと思っています.
えーっと,なのでまあ,この繋がりは今後も,えーっと,維持していきたいなぁと,個人的には思っております.
えーっと,先生方,あとは同期の皆さん,えー,2年半くらい,ありがとうございました.
*1 | Androidタブレットをいじりながら話している. |
*2 | 謝恩会幹事は当初,工学部長賞を受賞した人に答辞をお願いする予定だったらしいが,幹事の一人(Dくん)が受賞してしまって,航空宇宙学会賞の自分に降り掛かってきた. |
*3 | 先んじて行われた,自分の研究室の先生方へのお礼で,「無知な私達に手取り足取り~~の分野の知識を与えてくれて感謝しています.」のようなコメントが多かったことを踏まえた発言. |
*4 | 研究室の内容に関わることなので,ブログは伏せている. |
*5 | 航空宇宙工学科システムコースのこと.ただし正確には,試問の発表時間がが11分だったのはシステムコースの中の制御グループのみ. |
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