修士2つめの学会として,第28回 アストロダイナミクスシンポジウム で口頭発表を行ってきた.
内容は卒業研究+α.
ほんとは違う話をしたかったんだけど,完全に準備不足だったなぁ.
トップ画像の出典はこちら.
ISAS/JAXA の川口先生が幹事となって毎年開催される学会.
一応国際学会という扱いにはなっているが,ISASの内輪感が強く,また発表の日本語でよい(後刷りは英語)ため,国際学会感はない.
(オーディエンスに外国人がいる場合は半強制的に英語で発表となる.)
十分な議論のためにと,1発表30分という比較的長い時間が与えられるのが特徴.
また,○○賞などは(たぶん)ない.
講演アブストラクト・プログラムを載せておく.
▶ 講演アブストラクト(ミラー) [1,351,634 byte]
まず,第一にアブストラクトの事前提出の難しさを痛感した.
通常,学会発表は,およそ半年前にアブストラクト提出 → 数ヶ月前に前刷りの予稿提出 → 学会当日 という流れだ.
アブストラクト提出は学会当日よりだいぶ前であり,そこで発表すべき成果はまだ出ていない.
そのため,アブストラクトは将来見込みで書かなければならないのである.
アストロダイナミクスシンポは予稿が後刷りなため,アブスト提出も2ヶ月前と短いが,それでも将来の成果見込みを出すのは難しい.
僕も今回は,修士に入ってから行っている高精度制御則について発表しようとアブストを書いたが,インターンや後ろに控える国際学会準備,研究プロジェクトなどで思うように研究に時間をあてられなかった.
そのために,アブストとは違って,前回の学会とほぼ同じ内容を発表するという自体になってしまった.
発表内容については,アストロダイナミクスに焦点を当てているだけあって,前回の学会(年会講演会)よりも興味を持てたが,
配属セッションが研究室の先輩やOBなど,かなり内輪感が強かった.
同じセッションの尾崎さんの発表には立ち見も出ていて,やはり有名な人の発表はたくさんの人に注目を浴びているのだなぁということも実感した.
宇宙工学専攻の人間としては,制御学を深く学習しているわけではなく,使える制御学を使っていく,というスタンスである.
今回,がちがちの制御の解析的な発表も聞くことができた.
数学的な論理展開に,完全についていくことはできなかったが,内容はかなり興味深かった.
厳密な数学的な取り扱いを諦めている人間としては,あのように数学的に理解している人がもつバックグラウンドがあれば,またいろいろと見方が変わってくるのだろうか,とも思った.
まあ,いかんせん,制御をちゃんと勉強しないと行けないなぁ,と.
(というか,東大の航空,まともな制御の授業ないの,問題では....)
次の国内学会(宇科連)にむけて,がんばりますか.
(宇科連の予稿提出が迫っている....)
JAXA 宇宙科学研究所. 第28回 アストロダイナミクスシンポジウム. Retrieved July 31, 2018, from http://www.isas.jaxa.jp/researchers/symposium/dynamics/fy_2018.html |
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