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【学会】修士3つめの学会発表

事象発生日:2018-10-26

記事公開日:2018-11-21

アクセス数:4106

修士3つめの学会として,第62回宇宙科学技術連合講演会でポスター発表を行ってきた.

内容は卒業設計+α.

 

いよいよB4の貯金がなくなってきたので,研究を進めねば....

 

トップ画像の出典はこちら

1.宇宙科学技術連合講演会 概要

宇宙関係の国内学会で最大のもので,宇宙に関連するものであれば,幅広く発表がある.

人工衛星,ロケットだけでなく,国家政策や教育なども.

 

また,この学会の学生賞がある学生セッションはポスター発表である.

 

発表のタイムテーブル・発表一覧を載せておく.

タイムテーブル [163,543 byte]

発表一覧 [559,220 byte]

タイムテーブル(ミラー) [163,543 byte]

発表一覧(ミラー) [559,220 byte]

2.ポスター制作

高校生ぶりにポスターをつくった.

まず,配色に3日くらい悩んでしまった....

 

パット見て,きれいで,いい感じのデザインと配色.

フォントは小塚ゴシックのウェイトを2種類 (小塚ゴシック Pr6N B / 小塚ゴシック Pr6N L) を使った.

 

最終的な配色は,

   メインカラー         #58656E         #58656E  
   テーマカラー         #453A99         #453A99  
   サブカラー         #A67B2D         #A67B2D  
   文字色         #323232         #323232  

で落ち着いた.

 

 

今回は設計ベースなので,結果の量は膨大となってしまう.

そこで,いかに1枚のポスターにまとめ,伝えたいことを絞るかが大変だった.

 

また,通常の発表であれば,

背景→先行研究とその課題→提案手法→結果

と流れが決まっており,作り手も読み手も楽であるのだが,設計だとこの流れに乗れない.

ポスターの場合,論文と違ってセクション間に接続しなどがないため,論の流れをつくるのが非常に難しかった.

 

 

あと,パワポで作ったのだが,CSSみたいに余白を一括で指定できず,デザイン微調整に無駄に消耗してしまった.

なにかいい方法ななかったのか.

3.発表など

ポスター発表は,先輩らに言われてたとおり,評価は審査員の運次第みたいなところがあり,また今回の僕の発表は設計ベースなので,賞は期待してはいなかった.

ただ,発表自体には審査員以外にもたくさんの方に興味を持っていただけて,良かったと思う.

 

コンセプト提案な面も強かったため,研究としてのフィードバックはあまりなかった印象.

来年参加する際は,やっぱり口頭発表で出る気がする.

 

 

学生賞に関しては,火星関連をやっている研究室同期が受賞した.

同期が取ると,その瞬間は悔しいけれど,しばらくするとなかなか嬉しくなるもの.

 

研究室同期が6人いて,これで自分含め3人がなんかしらの賞をとったことになる.

なんだかんだ言って,実績は大事なのだと思う.

 

 

 

僕の発表は静止リモセンという分野の一部で,かつ研究室の特色上,超小型衛星に関連する研究である.

静止リモセンは最近注目されつつあるようで,関連する発表も多かった.

 

指導教員が静止リモセンについての講演をしたし,共同研究先の准教授はオプティクス関連を,そして僕がシステムデザインを.

 

JAXAのある研究部会が僕らと同じようなコンセプトのシステムを,大型衛星という全く別の手法でアプローチで進めていた.

彼らは光学系にニコン,衛星バス系にMELCO(三菱電機)(記憶曖昧,NECかも?)あたりがついてるっぽい.

 

そういえば,共同研究先の准教授(東大 中須賀研OB)と,そのJAXAのグループにいるM氏(東大 岩崎OB)は同期らしい.

ふらっとポスターを聞きに来てくださって,正体を明かされた.

 

全く狭い世の中だ....

 

 

 

学会で,がっつり制御の話とか理論の話を聞くのもありなのだが,スライド・予稿にも詳しい式変形などはのっていないし,「そこどうやって実装したんだよ.」みたいな一番知りたいことが書かれていなかったりする.

そういうことを経験すると,自分の専門の領域はもちろん聞くが,その他はお話みたいなセッションのほうが,案外ためになるかもしれない,と感じた.

 

今回はアメリカの宇宙政策や,日本の国会答弁,最近のサイエンスミッションについて,など,事前知識がほぼいらないような発表を多く聞いた気がする.

 

そろそろ,学会に参加することが自分の研究に重要な影響を与えるような参加の仕方をしたい.

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