事象発生日:2018-12-27
記事公開日:2018-12-27
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AXELSPACE社が2022年の完成を目指す地球観測コンステレーション「AxelGlobe」を形成する人工衛星「GRUS」最初の1号機の打ち上げイベントに行ってきました.
加えて,打ち上げから半日後のファーストパス運用(打ち上げ後の人工衛星から最初の電波を受信する運用)にも立ち会わせていただきました.
打ち上げイベントは,新日本橋のAXELSPACE本社で行われました.
今回打ち上がったGRUSの1/2模型です.
100kg級みたいですね.
会場はこんな感じ.
シャンパン美味しかったです.
研究室OBでもあるCEOの中村さんをはじめ,様々な方々が様々なコメントをしてました.
(CBDOの方のプレゼンは,内容がなく,アレというか,正直,社のイメージさげるような感じでしたが....)
今回はボストチヌイ射場からソユーズ-2.1aでの打ち上げでした.
打ち上げは11時07分18秒,予定通り上がりました.
ボストチヌイ,日本との時差がないのでいいですね.
この時間に打ち上げて,ファーストパスが22時40分くらいなので,まあ順当に太陽同期準回帰軌道って感じでしょうか.(もうTLE出てそう)
今回使用されたロケットの模型です,
可愛い.
打ち上げから半日後,22時ごろに再びAXELSPACE本社を訪ね,ファーストパス運用に立ち会いました.
打ち上がった衛星が死んでるか生きてるか,これでわかります.
可視に入ってから沈黙が続き,その1分後にパケットが降りてきました.
ノミナルで9600bps出てました.
研究室では地球周回ではなく深宇宙をやっているので,あー速いなー,と.
そういえば,帯域はUHFで,アンテナは弊研究室のを使ってるみたいですね.
GRUS自体にはSとXバンドがのってて,200Mbpsでおろせるそうです.
AXELSPACEとしては,今後はSvalbardにあるKSATの地上局を使うと言っていました.
さすが,高緯度にあるだけあって,1日14パスぐらいいけるっぽいです.
電源まわりともろもろのデータをおろし,さくっとヘルスチェックを終え,ファーストパスでSafeモードからNormalモードへ遷移させていました.
いきなりモード遷移は初の試みだそうですが,眺めていて手慣れてるなぁ...と感じました.
(あ,写真のネットへのupは,CEOに許可とってます.)
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