事象発生日:2019-06-22
記事公開日:2019-06-30
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今回のNSATが福井で開催されたこともあって,去年缶サット (CanSat) を教えた中高生とNSATに来ている外国人研究者が一緒に缶サットを作って交流するイベントが行われました.
そのお手伝いと指導をしてきました.
以前,福井の高校生に缶サット講義をしてきました.
そんなこともあり,今回のNSATのスペシャル・イベントは,彼らとNSAT参加研究者と,追加で募集した中高生とで缶サットで交流することになりました.
最初,中須賀先生から缶サット教育や宇宙開発について簡単な講義がありました.
英語と日本語による同時講義を1人でやっていて,すごかったです.
その後,去年の生徒によるプレゼン.
みな,英語で発表してました.
中高生なのにすごい.
堂々と,「将来は教授になりたい」って言える高校生,すごいなぁ.
僕らも,当時の夢とかを思い出すべきなのかもしれません.
英語の質問も,(多少補助はありつつも)ちゃんと答えていました.
その後,外国人研究者に,福井工業センターの売り込み.
ここは振動試験機や熱真空試験装置など,超小型衛星の試験設備が充実していて,僕らもお世話になっています.
今回,電波暗室も見せてもらって,個人的に感動してました.(だって初めて見るんだもん)
トゲトゲしてるのは,インピーダンスの変化をなめらかにして,反射をへらすため.
(光が,屈折率の変化が大きいところで強く反射するのと同じ原理だと理解している.)
あと,黒いのはカーボンが入っているからだそうで,そこに電気が流れることによって,吸収した電波を熱に変えるらしいです.
その後はランチミーティングをして,先に作業を始めていた中高生らと混ざって缶サット制作.
時間もないので,お題は前回とほぼ同じで,着陸時に自立することと,そのときに風船を割ること.
展開機構とか,さらっと作っちゃうけど,どうやって思いつくんだろうね.
ほんとすごいわ.
作ったら落下実験.
最終調整して,セットして,
上げる.
落とす.
お? うまくいった?
だめかー.
引率の先生もめっちゃ気になってる.
お? 今度こそ?
すごい,自立してるし,割れてます.
大成功!
みんな楽しそうです.
研究者の方にも好評で,僕も楽しかったです.
中須賀先生は,「君たちの国でも教育としてやるといい」と言ってましたが,僕もそう思います.
実は,今年も7月に3日間の日程で,福井の中高生向けに講座をやります.
お題は鋭意考え中ですが,複数機でミッションとかしたいですね.
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