冬のキャッシュバックキャンペーンが告知され,富士フイルムXマウントの大三元標準ズームレンズであるXF16-55mmF2.8 R LM WRがかなりお買い得である.
さらに最近XF16-80mmF4 R OIS WRも発売され,今一度システムを考え直したくなった.
といえば聞こえがいいが,今年の7月を最後にカメラ関連物品を買っていない(えらい!!)し,X100Fの後継機も一向に発表されないし,大三元標準ズームとか欲しいなぁとかいう気分になってきたので,冷静になろう,というだけである.
その過程で,富士フイルムXマウントレンズの諸元をプロットしてみたら結構面白かったので,ここに残しておく.
現在の布陣は,ざっと,こんな感じ.
■ カメラ
FUJIFILM X-T3(シルバー) | |
FUJIFILM X-T30(シルバー) |
■ レンズ
XF16mmF1.4 R WR | |
XF35mmF1.4 R | |
XF56mmF1.2 R | |
XF10-24mmF4 R OIS | |
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS | |
ZEISS Touit 2.8/50M |
(APS-Cで)16mm,35mm,56mmのF1桁代をそろえ,その両端を小三元ズームでカバーしている,という構成.
(23mmがないのは,X100F後継機を買うつもりなので.)
普段はその日の気分の単焦点をつけてレンズ1本で生活しており,撮るぞ,という日にはX-T3とX-T30それぞれに単焦点をつけ,場合によっては望遠ズームを置いていったりいかなかったりする.
もっぱらF1桁代単焦点で撮ることが多く,画角的にしょうがないときに両端をカバーするズームに頼る.
なんだかんだ言って,現地でガチャガチャ単焦点を付け替える撮影スタイルが好きなんだと思う.
そして,富士フイルムのレンズはどうも寄れないと感じることが多いので,マクロや近接撮影用として,用途に応じて使っているのが,ZEISSの50mmマクロである.
そういえば,Canon EOS M3時代にもっともよく使っていたレンズはEF-M11-22mm F4-5.6 IS STMであったのに,今では56mmが一番頻度が高い.
マウントを変えたことによる影響なのか,不思議なものだ.
さて,本題.
今めっちゃ買いどきな,XF16-55mmF2.8 R LM WRや,今話題のXF16-80mmF4 R OIS WRは必要か?
ともに画角としてはかぶっていて,つまるところは単焦点3本を1つに置き換えますか?という議論である.
たしかに,標準ズームが欲しくなることは多い.
一人で静的な物を撮るときは全く問題ないけれど,例えばサークルとかで人を撮るなどする時には,きっと便利なんだろう,と.
ただ,F1桁代に慣れてしまった人間にとって,多分通しF4は耐えられないし,F2.8もどうなんだろか.
ということもあり,現在発売されているXマウント(富士フイルム+ZEISS)のレンズの諸元を可視化してみた.
上図において,黄色く塗りつぶしているのが所有レンズである.
うん,うん...うん,,,
XF16-55mm,ズームであること以外にメリットなくね?手ブレもないし.(それはそう.)
最大撮影倍率もたいして良くないし,こう見るとF2.8って暗いな?
頭では理解していたつもりでも,こうやって両対数グラフでプロットしてみると,F1.4とF2.8の差というのが,F2.8とF5.6の差と同等である,ということに愕然とする.
同じ2段なのに,F2.8とF5.6にこんなに断絶を感じてしまうのは何故なのだろうか?
それほどまでに,F1.4とはすごい数字であったのか.
可視化しているといろいろ気づくことや思うことがあって,例えば
やっぱ,全体的に全然寄れないなぁ,とか,
F値や最大撮影倍率の定義より明らかだけれど,グラフの傾きはほぼ一致する,逆にXF100-400mmとかは若干F値の傾きが小さいけれど,なんでだ?,とか,
そう考えると,F値通しズームってどう構成しているんだろう,結構無駄にしてる部分が多いのか?,とか
XF18-55mmとXF55-200mmは比較的きれいに接続されるなぁ,とか,
コンパクト単焦点シリーズの広角よりの最大撮影倍率グラフは,えらく相関があるなぁ,とか.
お金ないし,とりあえず現状維持でいいか.
なんか,F2.8に耐えられない気がする....
とすると,やはり現状が僕にとって最適なんだろうな.(あとX100Vを加えれば完璧なはず.)
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