ROLLEICORD Vb での最初のフィルムの現像が返ってきました.
中判リバーサルフィルム(ポジフィルム)です.
 
さて,これどうすっかなぁ.
これで紹介したとおり,60年前の Rollei の二眼カメラを買ったわけです.
で,最初のフィルムとしてポジフィルムである PROVIA 100F を1本撮影してきました.
それで返ってきたのがこれ.
ポータブルモニタをバックライト代わりに使ってます.
すごいですね,カラーリバーサルフィルム.ネガじゃなくてポジにしてよかったです.
拡大するとこんな感じ.
35mmフィルムではなくて,中判6x6フィルムなので,周囲にパーフォレーション(送り穴)はなく,本当にただのフィルム.
これが銘玉 Xenar かぁ.すごいなこれでこんなに解像するのか,とルーペで見てます.
この写真だとシャギって見えるのは,モニタのピクセルが写り込んでしまってるからですね.
実物はもっときれい.
左下から1枚目です.
3枚目だけフイルム送り幅がずれてること,4枚めがなぜか多重露光になってるのが気になるところ.なんでだろう?
やはり,逆光だと青空は飛んでしまいますね.
とはいえ,今回1本撮ってみて,いろいろ特徴や傾向を知ることはできました.
もちろんExifはないですが,所詮12枚なので,手動で撮影パラメタを記録してます.
そして,もちろん露出計もついてないので,ISO200 (X100V のベース感度は ISO160 なので) ,F5.0 に固定した X100V でまず明るさを測り,それで撮影してました(笑)
贅沢な露出計というか,二度手間というか...
その時の撮影パラメタがこれです.
EV (X100V)
は X100V で測った EV で, EV (real)
が実際の EV です.
shot | time | EV (X100V) | SS | F | EV (read) |
1 | 23:32 | 7.2 | 8 | 3.5 | 6.6 |
2 | 12:49 | 14 | 125 | 8 | 13 |
3 | 12:59 | 11 | 60 | 3.5 | 9.5 |
4 | 15:09 | 7.2 | 8 | 3.5 | 6.6 |
5 | 9.9 | 30 | 3.5 | 8.5 | |
6 | 15:26 | 13 | 125 | 8 | 13 |
7 | 15:36 | 11 | 30 | 8 | 11 |
8 | 15:41 | 11 | 30 | 5.6 | 9.9 |
9 | 15:45 | 13 | 60 | 11 | 13 |
10 | 15:55 | 11 | 30 | 5.6 | 9.9 |
11 | 16:00 | 10 | 60 | 3.5 | 9.5 |
12 | 16:47 | 5.3 | 2 | 3.5 | 4.6 |
日中は F8 まで余裕で絞れますね.
一方で,夜は無理.室内は 1/4 ぐらいの SS が耐えられれば,という感じでした.
ISO100 固定がここまで辛いとは...
フィルム用スキャナとかあるし,適当に家にある家庭用複合機でスキャンすればいいのでは?と思ってやってみた結果がこれです.
だめだめ.
質感とか色再現が死んでしまってます.
やっぱり透過光をあてないとダメなんですかね.
どうやら,昔のCanonの家庭用複合機にはフイルム読み取りモードがあったそうなのですが,今日の製品にはないようですね.
うーむ,デジタル化,ちょっと考えないとダメそうです.
2022/12/03 追記: これで満足のいくデジタル化ができました.
名前
Email (※公開されることはありません)
コメント