最近雑なブログを書いてなかったのでたまには.
そろそろ博士論文の中間試問ってやつがあるんですよ.
そのイントロについて.
「お前は災害監視(≒防衛・安全保障)における地球リモセンの課題を解決したいのか,それとも超高精度フォーメーションフライト(衛星編隊飛行)でひゃっはーしたいのかどっちなんだ?」と自問自答を繰り返しています.
論文を書くときによく言われることの一つとして,「入口は大きく,本題で着目点を掘って,そして出口でまた広げる」というのがあります.
これは,イントロでは高い視点でビッグピクチャーを描き,本題ではきちんと着目したいスコープで問題を解決し,そして結論では再び広く様々な領域で適用可能なことを述べる,というものです.
学部4年からかれこれ6年も同じテーマで研究をしていると,学会論文や投稿論文を何回も書くわけで,このイントロ部と結論部のストーリーはどんどん洗練されていきます(“洗練” というより,“収束” が正しいかも? 最近ほぼ同じ文面になってきている.).
しかしながら博論となると,このイントロに求められるものが若干違う気がしてるんですよね.
博論に求められること,それは大学や分野によって異なると思いますが,ここでは「新規性のある一般化可能なアイデアとその証明と考察」な気がしています(そういう決まりがあるわけではなく,僕が勝手に主観的に感じているものを雑に1文にしただけ).
とすると,イントロというものは,たくさんの社会課題の解決に適用できるという主張(卒論・修論がこんな感じだった)だけでは弱く,もっとこう,技術レイヤにおいてでも,横展開可能な論の展開をも組み込みたくなってくるわけです.
つまり,テクニカルにも広いし,アプリケーションでも広い,と言った感じ.
となると,まあロジックが変わるのでイントロは全書き換え,スライドもぜんぶ作り直し.
とはいえ,現行版がそれなりにきれいな流れとなっているので,変に修正しようとするとかえっておかしくなってしまう.
そんで,複数のレイヤの話がまじると,煩雑になるし,ストーリーが1本筋ではなくなるし,ぼけるし,はてどうしましょうか.
と言った感じで,中間試問が迫ってますが,論の流れが決まりきらず,手が進んでおりません(そんな~).
名前
Email (※公開されることはありません)
コメント