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【学会】久しぶりのオンサイト開催 国内学会,かつ,学生最後の学会発表

事象発生日:2022-11-04

記事公開日:2022-11-20

アクセス数:1515

第 66 回宇宙科学技術連合講演会に参加してきました.宇宙系の国内最大の学会です.

ここ 3 年はコロナでずっとオンライン学会でしたが,ついにオンサイトでの学会の復活です.

かと思えば,学生最後の学会発表でもありました.

そんな最後の学会を,少しだけ書き記しておきます.

 

トップ画は特別公演の模様です(これぐらいしか学会っぽいの写真がなかった).

オンサイト開催 国内学会

コロナ禍では,軒並み学会がオンライン学会となっていました.

今年の夏になって,久しぶりに SSC (Small Satellite Conference) をオンサイトで参加しましたが,国内学会としては,これが 3 年ぶりのオンサイト学会です.

 

学会というものは,研究者,ないしは学生にとってはご褒美的な側面もあり(要出典),研究のモチベーションにもなります.

たとえば,博士 1 年では,人生初のヨーロッパを目指して,頑張って IFAC という国際学会に出したものです(無事に accept されたにも関わらず,コロナでオンラインとなり,渡欧はキャンセル....宇宙系はアメリカが多いいので,わざわざ非宇宙系学会に出したのに....).

 

学会の醍醐味は,研究発表の後の会場で勃発する様々な研究者との議論・雑談,懇親会での交流(,そしてその土地のうまい酒を嗜むこと)です.

オンラインということになると,これらはすべて失われ,ただただ予稿を眺め,発表を聴講するだけ,という,日々の論文サーベイと変わらない体験になってしまうのです.

 

 

さて,今回は久しぶりのオンサイト国内学会.

そしてこの宇科連は,衛星からロケット,制御から法律,宇宙に関するトピックであればなんでも OK な学会であり, "宇宙系の同窓会" とも呼ばれる学会です.

会場では「久しぶり~」と旧友にも会えましたし,夜の懇親会では○○研究室にいたと思っていた人が就職で✕✕社に就職して「✕✕社はそんな感じなのか~」とコミュニケーションをとれましたし,「やっぱり学会はオンサイトに限る!」となりました.

 

他にも, twitter 上では繋がってた方とご飯にいけたり,前から気になっていた研究者と夜飲みにででてじっくり話せたり,会場では新たな人との繋がりもできました.

 

所属研究室の学生のうち,2020 年 4 月に修士進学した代は,結局オンサイト学会に参加せずに修士が終わったせいか,所属研究室での博士進学率は 0 でした.

やはり,横のつながり,研究室外とのつながり,そして学会を通じた外部の視点からの議論やコミュニケーションは大事なようです.

今回,所属研究室の若い連中も各々,他大学の同学年とつるんでいて,いい感じそうでした.

学生最後の学会発表

所属研究室の性質上,研究室プロジェクト(=衛星開発)に時間を吸われ,博論の研究は博士 3 年になるまで進みません.

ということもあり,真面目にクオリティの高い学会投稿が可能なのは,修論の成果を引っ提げた博士 1 年ぐらいなわけです.

博論の成果は博論提出直前,つまり今頃になって徐々に出てくるわけで,となるとそれで国際学会に出ようとすると,卒業後の学会になってしまうのです.

 

そうなると,研究室所属でもなければ,奨学金・渡航費支援に応募できる身分でもなくなるので,なかなか学会投稿が渋くなるわけです(もちろん,ジャーナル投稿はしやすいのでできる).

というわけで,多分これが最後の学会発表.

 

自分の業績まとめページ」を見返すと,どうやらこの研究室時代に,自分がファーストオーサーのものとしては,6 本の国内学会(ほぼ宇科連)と 8 本の国際学会(これは研究以外の発表も含む)で学会発表してきたようです.

そんなにしたのか,という気持ちとともに,まあ,学部 4 年から博士 3 年まで, 6 年もあるからなぁ,と思ったりもします.

(それに対して全然ジャーナル出してないじゃん,というツッコミができそうだけれども...)

 

 

最近は仕事のほうがとても忙しくなったりと,発表スライドの作成が発表前日のホテルになってしまうなどしましたが,発表そのものは,まあ,普通にできました.

博論の一部分の成果報告の側面のある発表であったため,なかなか論の背景を説明することが難しく,イントロが長めにはなってしまいましたが,有意義な学会発表でした.

個人的にそれなりにエモかったのは,学部 1 年(8 年前)に受講していた電磁気学の授業をしてた教授(おそらく別の衛星プロジェクトに関わっておりそのセッションにいた)が,自分の発表で質問してくれたことです.

もちろん,向こうはそんなことは知らないんでしょうけれど,自分にとっては大学入りたてのときにマクセル方程式だのベクトル解析だのを初めて教えてくれた教授であり,そういった方と学会の場で議論しているという現実に,何とも言えない違和感を覚えたりしていたわけです.

熊本

今回の宇科連は熊本で行われました.

熊本は,阿蘇を観光したり,青春 18 きっぷ旅行で立ち寄ったりしたことはあったものの,繁華街を飲み歩くのは初めてでした.

いろいろなジャンルの店がきゅっとコンパクトに収まっている繁華街で,めぐりやすかったですし,路面電車,代行車両などが地方都市であることを印象付けます.

 

夜,適当にスナップした写真を数枚貼り付けておきます.

全然関係ないんですけど,日没直後の薄暗闇での大量のカラスが,妙に印象的で...

出典

日本航空宇宙学会. 第66回宇宙科学技術連合講演会. Retrieved November 4, 2022, from https://branch.jsass.or.jp/ukaren66/

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