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【研究】博士論文のイントロよ

事象発生日:2022-09-03

記事公開日:2022-09-03

アクセス数:1948

最近雑なブログを書いてなかったのでたまには.

そろそろ博士論文の中間試問ってやつがあるんですよ.

そのイントロについて.

 

 

「お前は災害監視(≒防衛・安全保障)における地球リモセンの課題を解決したいのか,それとも超高精度フォーメーションフライト(衛星編隊飛行)でひゃっはーしたいのかどっちなんだ?」と自問自答を繰り返しています.

 

 

論文を書くときによく言われることの一つとして,「入口は大きく,本題で着目点を掘って,そして出口でまた広げる」というのがあります.

これは,イントロでは高い視点でビッグピクチャーを描き,本題ではきちんと着目したいスコープで問題を解決し,そして結論では再び広く様々な領域で適用可能なことを述べる,というものです.

 

学部4年からかれこれ6年も同じテーマで研究をしていると,学会論文や投稿論文を何回も書くわけで,このイントロ部と結論部のストーリーはどんどん洗練されていきます(“洗練” というより,“収束” が正しいかも? 最近ほぼ同じ文面になってきている.).

 

しかしながら博論となると,このイントロに求められるものが若干違う気がしてるんですよね.

 

博論に求められること,それは大学や分野によって異なると思いますが,ここでは「新規性のある一般化可能なアイデアとその証明と考察」な気がしています(そういう決まりがあるわけではなく,僕が勝手に主観的に感じているものを雑に1文にしただけ).

 

とすると,イントロというものは,たくさんの社会課題の解決に適用できるという主張(卒論・修論がこんな感じだった)だけでは弱く,もっとこう,技術レイヤにおいてでも,横展開可能な論の展開をも組み込みたくなってくるわけです.

つまり,テクニカルにも広いし,アプリケーションでも広い,と言った感じ.

 

 

となると,まあロジックが変わるのでイントロは全書き換え,スライドもぜんぶ作り直し.

とはいえ,現行版がそれなりにきれいな流れとなっているので,変に修正しようとするとかえっておかしくなってしまう.

 

そんで,複数のレイヤの話がまじると,煩雑になるし,ストーリーが1本筋ではなくなるし,ぼけるし,はてどうしましょうか.

 

 

と言った感じで,中間試問が迫ってますが,論の流れが決まりきらず,手が進んでおりません(そんな~).

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