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【宇宙】SPACETIDE 2019 に参加してきました

事象発生日:2019-07-09

記事公開日:2019-07-17

アクセス数:3424

今年も民間による宇宙ビジネスカンファレンスであるSPACETIDE 2019に学生プロボノとして参加してきました.

 

トップ画像の出典はこちら

1.SPACETIDE 2019

日本初の民間によるビジネスカンファレンスです.

例年,2年に一度の開催でしたが,今回は去年(参考:「」)から1年後の開催でした.

 

前回は学生無料だったのですが,今年は学生からもお金も取るようで,仕方ないので今年もボランティアスタッフとして参加しました.

(ボランティアは入場料も夜のネットワーキングも無料になる.)

学振もってる先輩方らは自腹きって参加していましたね.いやぁ,お金持ってるのウラヤマシイ.

 

近年の宇宙ビジネスの盛り上がり(?)を反映してか,今年は2スレッド.

だいぶ大きくなりましたね.

メイン会場
サブ会場

2.聞いたセッション

スタッフ業務もあるので,ちゃんとは聞けてないですが,ぼんやりと聞いていたのは以下のセッション.

内容が気になる人は,適当にtwitterで #spacetide とか #spacetide2019 とかで検索かけるとごろごろ出てきますよ.

3.感想など

IT企業など

聞いたような話も多かったけど,今回はIT企業など,宇宙村の外のプレーヤーも多く参加している印象があって,それは面白かったです.

というか,IT企業の宇宙分野への参入,メルカリといいさくらといい,その他ベンチャー含め,データビジネス以外はないんですかね?

 

もっと,こう,なんというか,なんかないのか感.

といいつつ,結局インフラ化するなら,宇宙から地上へおろせるのはデータしかないので,やっぱこうならざるをえないのか,とか思ったり.(よくわからない)

 

まあでも,こういうスピード感とかポリシーとかが違う異分野がたくさん参入してくるのは,とてもいいことだと思ったし,今後も増えてくるといいですね.

パネル・ディスカッション

話は変わって,パネル・ディスカッションについて.

前回同様,このパネル・ディスカッションとやらはどうにかならないんでしょうかね.

 

いや,モデレーターがむちゃくちゃ難しいのはわかるんですが,もうちょっといい回し方はないんでしょうかね.

 

というのも,1セッション60分をスピーカーが4, 5人で,

はじめにスピーカーが1人ずつ5~10分ほど(企業宣伝という名の)自己紹介・事業紹介をして30分近く消費.

そして,その後もモデレーターが振った議題を1人ずつ答えていく感じで,議論が誘発される事もほぼなく,スピーカーはスピーカーで自分の宣伝へ結びつけようと話を持っていく,

という感じでした.

 

スピーカーはみんな話したがり屋で,自己紹介は伸びがちだし,そもそもそこで数分以上の動画を流す人は何考えてんですかね....

もはや学会みたいに持ち時間決めて,強制シャットダウンとかするべきなんじゃないだろうか....

 

トークも,御社のビジョンとか,そういうのはホームページ見ればわかるし,

「なんで人類は宇宙に行きたいんだと思いますか?」みたいな陳腐化されたテーマとかも,割とどうでもいいと思ってしまうんです.

 

業界のトップ層が集まっている,この場だからこそ聞けるっていうトークが,ぜひ聞きたかったですね.

(モデレーターはほんとに大変だと思いますが,どうにかできればより良くなると思いました.)

 

 

あと,今回に限った話ではないですけれど,内容のない話を何度も繰り返しダラダラ言う人がいるとだめだよね.

エンターテイメント

“宇宙へ行くために(宇宙開発が進むために),エンターテインメントが起爆剤” という発想は純粋におもしろいと思いました.

科学探査とかやっている間は慢性的にお金が不足するのは体感しているし,かといって民間が人類を送り出すことに,企業ブランドのプロモーション以外にどういうメリットがあるのかと考えると,ほぼなさそうであるので,そういう考え方はありなのかなぁ,と思いました.

 

ただやっぱり難しくて,ARとかVRとかある中で,宇宙でしかできないエンターテイメントを,地上の娯楽に対して価格的にも訴求力のあるものを生み出せるのか,という問題もありそうです.

企業が宇宙ビジネスをやることについて

最初,宇宙,と打ち出すと,一気に知名度は上がるみたいです.

けどやっぱり宇宙開発は時間がかかり,ちんたらやってるとすぐ知名度が下がっていくのが難しいところのよう.

 

その後,それを乗り切ってSpaceXのようにビジネスが回るようになるか,はたまた天気予報などのようにインフラ化して,もはや宇宙と意識されなくなるか,のパターンがあると紹介されていました.

 

 

あと,やっぱまだ宇宙は儲からないらしくて,出資者・株主への説明責任を果たすことは大変だとかなんとか.

 

 

遅い,ということに関しては,宇宙だから遅いとは思わない,という声もありました.

例えば,ベンチャーが,判断レイヤーの多い大企業と組むのと,ある意味では同じようなことで,このサイクル,周期のタイミングとあういい機会があればとても良いとかなんとか.(ここらへんの議論,ちゃんと聞けなかった.)

 

 

あとは,“大企業がやらないのは,悪そうに見えていいアイデア” などというパワーワードも飛び出してました.

そんなアイデアを思いつければ誰も苦労しなさそう....

ネットワーキング

楽しかったです.またいろいろな方とお話できました.

ただ,やっぱりどっか共通のつながりとかないと,凸っていくのは難しいですね.

 

皆さん,どうしてるんですかね?

4.出典

SPACETIDE. SPACETIDE 2019. Retrieved September 7, 2019, from https://spacetide.jp/

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