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2021年まとめと2022年への抱負

事象発生日:2021-12-31

記事公開日:2021-01-02

アクセス数:2000

社会人も2年目,大学も博士課程2年.

節目となるようなビックイベントもなく,したがって進捗もあまり芳しくなく,一瞬で過ぎ去った一年だった気がします.

 

そんな2021年の振り返りと2022年に向けての抱負です.

1.時系列順2021年振り返り

まずは順に今年の振り返りを.

1月

1月といえば,Cookpadオフィス移転.

恵比寿ガーデンプレイス,好きだったんだけどなぁ.

Cookpadの職場がみなとみらい,大学が東大前と,活動拠点が遠くなってしまいました.

新しいオフィスはいいとこもたくさんありますけれど,やはり慣れ親しんでいて,かつ,社内キッチンなども豊富でワイワイできた,昔のオフィスが恋しいです.

2月

久しぶりに大学に登校すると,日本航空宇宙学会からAmazonギフト券が届いていてびっくりしたのがこの頃.

どうやら修論をまとめて発表した宇宙系国内最大の学会(宇宙科学連合講演会)で若手奨励賞(投稿論文で審査される)されていたらしいです.

2019年頃から,積立NISAやふるさと納税の関係で,楽天経済圏へ移行していたため,じつはこのAmazonギフト券,未だに使いきれてないんですよね....

 

コロナで生活が変わってから,だいたい1年になるのもこのあたりでした.

この頃には,はんだ付けオンライン配信ガチ勢になるぐらいまでには新しい生活様式に適応していました.

これは毎年数回行ってる,中高生向け缶サット講座の様子ですね.

 

この頃,所属研究室の学生チームが深宇宙探査機EQUULEUSの次に開発する人工衛星のMOBC (Main On-Board Computer) の開発モデルが納品され,各種受入試験,試験環境セットアップ,試験用ハーネス,コネクタづくりなどで疲弊していました.

衛星づくり,ただただ時間のかかる不毛な作業が多いわりに,絶対に壊してはいけない & クリーンルーム内での作業が多い,という肉体的,精神的にもしんどい作業が多いいので,なんとかならんかなぁという気がしています.

 

人工衛星のフライトソフトウェア開発のワークフローについては,ここ1年ですごく改善して,開発体験が良くなりました.そういった話は,次の国際学会で発表予定なので,また機会があればどこかで書きます.

3月

卒業論文を国際ジャーナルに投稿し,無事卒論が成仏されました.

初国際ジャーナル投稿で,英語レビューなどに手間取り,学部卒業から成仏まで3年もかかってます.

...え? 修論の成仏は?って??

もろもろの忙しさで研究モチベのない博士2年,つまりなにもしてないですね....

 

ちょうどこの頃,人工衛星ベンチャー企業を研究室の博士課程学生らや,元々別で動いていらっしゃった研究室関連の方と起業しました.

この後はこのアークエッジ・スペース関連でめちゃくちゃ忙しくなっていくわけです.

 

ちょうど新卒&博士1年目が終わったということで,こんなことも書いてましたね.

4月

春ですね.去年は目黒の桜を見られなかったのですが,今年はCookpadの同期らと昼間っから蕎麦と酒を飲みつつ,花見できました(3月だったかも?)

 

生活では,航空工学科時代の資料を廃棄する,というのが個人的には大事業でした.

 

他には,この頃,NASAの次世代ロケットSLSの開発が遅れに遅れているせいで開発が長引きまくっていた,深宇宙探査機EQUULEUSのフライトソフトウェアの最終書き込みを先輩と行いました.

1日8時間ほどの作業を2日かけてやりました.

リハーサルにリハーサルを重ねてやりましたが,16進数をずっと眺めては計算しながら,そして衛星の挙動が問題ないかを確認していく作業は骨が折れます.

ここでしくじったら,すべてがぱーですからね.

 

とはいえコストが高すぎるので,次期衛星ではもっとスマートにしていく予定です.

5月

ようやく深宇宙探査機EQUULEUSの完成とシッピングです.

やっとこさ打ち上げかと思いきや,アキレスの亀のごとく,打ち上げ日が近づくと打ち上げ日が延期するというのを繰り返し,未だに上がってないんですよねぇ....

初期から開発に参加していた現博士3年,あと3ヶ月で卒業しちまうぞ.

EQUULEUS

6月

6月は人生で初めて尾瀬に行きました.また行きたいですね.

DSCF2908_lr

 

高校生による缶サット甲子園も近づいて来ており,

GitHub:高校生向け缶サット開発キットと資料 (https://github.com/meltingrabbit/CanSatForHighSchoolStudents)

のVer2021を公開しました.

7月

ベンチャーキャピタルなどのご厚意で,職域接種の最初期にコロナワクチンを打つことができました.

また,第二種電気工事士の二次試験(実技試験)もこの頃.無事受かったのですが,手続きがめんどくさすぎてまだ免許発行をしていないんですよね....

 

知り合いの結婚式に出るのを言い訳に大三元標準ズームを買ってしまい,結婚式後には大三元望遠ズームが欲しくなってしまって買ってしまったという.

今年はこれ以外にも結婚式パンフレットの写真や新卒集合写真など,いろいろと人を撮る機会に恵まれました.

 

3G回線がなくなるので,ガラケーを買い替えたのがこの頃.

ガラケーかと思いきや,ガラケーの形をしたAndroidでげんなりしてます.

 

7月は下期の始まり.

Cookadでは,社内留学制度を活用し,これまでの研究開発部から事業部へ異動しました.

これまでめちゃくちゃお世話になっていた & たくさんのことを学ばせてもらった先輩が新しい道を選択することや,自分自身ももっと事業部的な動きを知りたかったり,あとは普通にソフトウェアエンジニアをしてみたかったりしたからです.

8月

今年唯一の鉄道旅をしました.

1日目:岡山→阿波池田→御免→奈半利→高知
2日目:高知→宇和島→八幡浜,八幡浜港→別府港までフェリー
3日目:別府→夜明あたりを経由して萩まで,そこからできるだけ東進
4日目:宇部新川と天竜二俣を経由して帰京

を計画してましたが,3日目から大雨に.

どうしようもなく,新門司港までなんとかたどり着き,横須賀までフェリーで帰京しました.

 

相変わらず洋上輸送は安定してますね,これまでも何度も助けられました.

 

ふと思い立ったので,突発的に富士登山しました.

富士山,整備されすぎていて,登山としてはイージーでした.

持参した水のうち1リットルを手つかずのままそのまま持って帰ってくるほど.それならレンズ持っていけばよかったのに....

9月

一時期ちょっと触れてたRust欲が高まったので,再び学びなおしてました.

Rustと聞いてピンとくる方もいるかも知れませんね.

もう公開情報になっているので書いてしまいますが,界隈でバズったこれ関連です.

これの仕込み作業(@KOBA789のアークエッジ・スペースへの引き込みなど)と整地作業(どうやってRustで衛星フライトソフトウェアを書いていくか)を8~9月にやっていたわけです.

アークエッジについては,このあたりからがっと採用に尽力していて,今年末はかなりの時間を採用活動に費やしましたが,なかなかうまく行かないものですね.

 

大学の方でやってるSonyとの衛星プロジェクトの衛星外観が公開されたのもこの頃でした.

この衛星開発は,今年11月頃に大きな山場を超えましたね.

僕は2022年の4月からは博士3年でプロジェクトへの関わりが浅くなるので,後輩には引き続き頑張ってもらいたいです.

10月

10月はこれでしょ.

仕事でイプシロンロケットの打ち上げを見れそうだったんですが,打ち上げ約20秒前に Emergency Stop.

固体ロケットの打ち上げは見たことなかったので見たかったなぁ....

 

この頃はコロナも少し落ち着き,久しぶりに福井の中高生らと再開できました.

やはりこういうのは現地で直接会うに限ります.

11月

11月は,毎年恒例の宇宙系国内最大の学会(宇宙科学連合講演会)があったので,参加しました.

とはいえオンライン学会は面白みにかけますし,博士2年,研究進捗もあるはずがなく,惰性参加そのもの.

 

個人的に大きな出来事といえば,つくづく公開したいと思っていた衛星フライトソフトウェアのアーキテクチャを,ようやくOSS化することができたことです.

12月

ついにフィルムカメラ,それも中判二眼カメラ,そしてフィルムもポジフィルムに手を出してしまった12月.

 

コロナもありなかなかオフラインで集まってワイワイできなかったアークエッジですが,12月に小さなイベントをやり,全員ではないものの顔を合わせられたのも12月でした.

アークエッジ・スペース関係者ら

2.個別の振り返り

研究

さて,去年の振り返り

ではなんて書いていましたでしょうか?

 

なんと

弊研究室の博士1年は全然研究が進まないとはいうものの,さすがに進まなすぎたのでこれは良くなかったです.

とりあえず,修士論文のジャーナル投稿は早く進めたいなぁ.

 

今年は実験をメインにやる予定でしたが,コロナがあったり,実験機器メーカーとのやり取りが上手くいかなかったりと,大変でした.

まあ,それも言い訳なので,来年はもう少しちゃんと研究に時間を裂きたいです.

と,研究頑張るって言ってますね.

 

実際は無でした.2020年と2021年の宇宙科学連合講演会の僕の予稿を比べていただければ,進捗がないことがわかります(笑)

いや,笑えない.さすがに博士号かかってるので,2022年は本気出します.

研究室での衛星開発

衛星開発においては,ソフトウェアというものはハードウェアに比べて軽視されてきた風土があります.

それをなんとかしようといろいろ動いていたわけですが,今年になり,衛星搭載フライトソフトウェア(衛星内部のいくつかのボードにそれぞれフライトソフトウェアが搭載されている)を統括するサブシステムが作られました.

 

それの長をやっている関係で,複数のボードの全ソフトウェアのPull Requestは,ほぼ全部僕のレビューを通してからマージされるようになりました.

それもあって,今年はこのあたりにかなりのエフォートを割いたと思っています.

 

国際学会発表が終わったらここでも書こうかと思いますが,EQUULEUSではそもそもコードレビューすらなかった中,C&DHチームを中心に新しくレビュー体制やCI環境を構築・整備するなど,研究室での(そしてひいてはアークエッジ・スペースでの)衛星搭載ソフトウェアの開発体験は劇的に改善されたと思っています.

 

個人的な目下の課題は,これをどう僕がいなくても維持できるように,後輩に引き継いでいくかです.

仕事(アークエッジ・スペース)

採用大変~~~~~~~~!!!!

人手足りない~~~~~~~~!!!!

という感じ.

 

会社もブログ始めたので,こちらもよろしくお願いします.

仕事(Cookpad)

上期は,オフィス移転もあり,研究開発の環境がガラッと変わり,なかなか苦しかったです.

 

下期は,もっと事業部的な動きを学びたかったり,せっかくレベルの高いIT企業にいるのでその中でソフトウェアエンジニアやりたいという気持ちがでてきたりと,社内留学で事業部へ異動しました.

結果として,関係者にはとても迷惑かけたりしましたが,個人的にはすごく勉強になったし,見える世界が広がった気がしています.

 

これまでCookpadの研究開発部にて,僕はハードとソフトの中間レイヤから新しいことを実現しようと(そしてそれが自分が実現したいことでもあった)あーでもないこーでもないと進めていました.

やはり,なにか新しいコンセプトを開発し,説得力のある形で世の中に発信する場合,PoCのためのモックアップを作らないとダメなわけです.

物理レイヤ,具体的にはセンシングやデバイス制作,そしてそのデータ処理などについては成果を上げていましたが,最終的にそれをモックアップに組み込むには,それなりのアプリケーションソフトウェアが必要です.

さらにそれをどう見せ,どう使ってもらうか,そしてどう事業的にインパクトがあるか,ということもとても大事だということに少しずつ気づいてきていました.

 

そこで,独力で,ないしは適切な人に正しくHelpを求めて手伝ってもらうことで,モックアップを作り上げPoCを回せるように,自分に不足していたソフトウェアエンジニアリングのノウハウと事業部視点を学びたかったわけです.

生活

永久歯になって初めて虫歯になり,かなりのお金と時間を持っていかれたので,歯には気をつけたいです.

そして,この1年,なぜか痩せたので,どうにかしたいです.

 

最近,『選択』という情報誌を購読し始めました.

なかなか他では手に入れられない情報が詰まっていて,おもしろいです.

きっかけはあるバーで飲んだときに話にあがって,パラパラ読ませてもらったことです.

これに限らず,学術書以外の活字を読む機会を増やしていきたい,というか,教養を養って行きたいです.最近自分の教養が全然増えていっていないので.

3.2022年にむけて

2021年,特に後半は色々キャパって来たので,来年年明け,そして年度末に自分の様々なエフォートを見直し,変えようと思っています.

その中でも,博士論文という目の上のたんこぶには,ちゃんと時間をかけて向き合わなければならなそうです.

 

2022年は,やっぱし博士論文かなぁ....

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