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Smart Kitchen Summit Japan 2019に参加してきた

事象発生日:2019-08-09

記事公開日:2019-08-12

アクセス数:2154

日本での開催は3年目となる,Smart Kitchen Summit Japanに参加してきた.

参加費が7万円とかでうげぇ,,,となっていたところ,お世話になっているCookpadのスマートキッチン部の方がチケットを手配してくださったので,参加できた.

 

トップ画像の出典はこちら

1.Smart Kitchen Summit Japan 2019

Smart Kitchen Summitとは,から引用して,

「食&料理×サイエンス・テクノロジー」をテーマに、様々な企業でイノベーションに取り組む個人、起業家、シェフ、投資家、研究者など、幅広い領域から食&料理の産業進化にパッションを持つプロフェッショナルが集い、つながり、新しい価値を創造する場。それがSmart Kitchen Summit Japanです。2019年は、生活者起点で産業の進化を実装する2日間。互いの発想を組み合わせ、助け合い、キッチンから広がる新しい生活者体験の実現へと動き出します。

というもの.

 

スマートキッチンという名前なので,テック系のカンファレンスかと思いきや,ビジネス的な話や,食文化,経済,環境問題と,食に関わる様々なトピックに関するセッションがあった.

投資とかビジネスの話はあまりしらなかったので,新鮮だった.

2.所感

聞いたセッションを逐一まとめていくのは面倒なので,散逸的にメモを残す.

 

 

 

ビジネス系で気になった話.

スマートキッチン,テックフード系のテック系ベンチャーは,日本よりアメリカのほうがたくさんある.

 

ベンチャーキャピタル的に気になる分野は,

キッチンIoT系
  ハードウェアベンチャー
  日本ではほぼ無し
クラフトマーケット CPG?
  (ちゃんと聞き取れず)
自動化
  シャープとか
  ロボットとか
パーソナライゼーション
  一人ひとりに合わせた食事
  フードリプレイスメント(代替食とか)

らしい.

 

個人的に自動化で思うのは,今の自動調理器は汎用性に乏しいのと,場所をとるけれど他の器具の代替というわけでもないので,置き場所に困る,ということ.

パーソナライゼーションは早くやってほしい.

 

 

 

クックパッドの発表は,水の硬度を変えれるサーバーを初お披露目.

いろいろ発表があったが,今後はいかに定量的に議論していくかが鍵な気がした.

ただ,味覚や嗅覚など,個人差もあれば,1軸でもないし,五感が反応する化学物質は数多あるし,まあむずそう.

 

 

 

ハードウェアベンチャーの成功の鍵として,開発でいかに早い段階で消費者を巻き込めるか,といった議論があった.

消費者からのフィードバックを回していくことの大切さ.

ここらへんは僕自身経験がないのと気になる部分でもあるので,早く来年になってほしい.

 

また,ソフトはスケールするけど,ハードはスケールしないとか,ソフトとハードのギャップの話は面白かった.

 

 

 

味覚のパーソナライズのセッションも.

五感は個人差があるのでパーソナライズが必要という文脈.

やはり,想像通り五感の定量化が大事だよね.

 

料理をそのままとミキサーにかけてだと,成分は同一でも,感じ方はまるで違う.

食感や,あとから来る味のようなダイナミックな変化,その場の雰囲気,気分など,考慮すべきことは多い.

 

 

 

その他,健康についてとか,サステナビリティについてとか,温暖化とか.

人工肉とか新たなタンパク質源として昆虫とか,キッチン以外の話も多く,大半は興味深い話だった.

 

 

 

食のカンファレンスだけあって,ネットワーキングなどに出る食は特色があった.

自動調理器でできたカレーとか,大豆プロテインで作った鶏肉もどきや,食べられる食器,腸内環境によい弁当など.

あと,弁護士(レギュレーション策定などに関わってる)や問屋など,周辺業種の方々にもお会いした.

 

 

 

来年は僕も出展側になってるんすかね?

3.出典

SKSJ2019. Retrieved August 10, 2019, from https://food-innovation.co/sksj2019/

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