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【鉄道旅】鉄道開業150周年に思いを馳せる旅行(前編)

事象発生日:2022-10-23

記事公開日:2022-11-02

アクセス数:955

10 月 14 日に,鉄道開業 150 周年を迎えます.

それを記念して発売された,「鉄道開業 150 年記念 JR 東日本パス」.

青春 18 きっぷでは乗れない特急・新幹線,さらには一部の三セクも乗れるという,最高な切符でした.

それを使って鉄道旅してきた記録です.

1.はじめに

18 きっぷ旅が好きな人間として,鉄道開業 150 周年というものは感慨深いものがありますし,また,各所で様々なイベントや特別コンテンツが実施・配信されており,これまた嬉しい限りです.

 

そんな中,日本初の鉄道区間,新橋~横浜間を擁する JR 東日本より,スペシャルな切符が販売されました.

なんと,22,150 円で,特急・新幹線含めた以下の路線を 3 日間乗り放題(指定席は 4 回まで).

というわけで,3 日間の鉄道旅行が確定です!

鉄道開業 150 年記念 JR 東日本パス 乗車エリア

2.旅程ぎめ

毎年青春 18 きっぷ旅をともにしている友人と,上の乗車エリアを眺めながら旅程を決めます.

まず思うところは,

(盲腸線を除いて)今回も一筆書き絶対ね.
青春 18 きっぷでは乗れない三セクに乗りたいね.
著しい手段(新幹線)が使えるのか....(桃鉄の)ぶっとびが可能ではないか.
となると,初手は行きにくい青森あたりで,そのあとぶっとぶのはありか.

などです.

 

そうすると,だいたいこんなことが決まります.

朝イチで盛岡まで新幹線でぶっとび, IGR いわて銀河鉄道線を回収し八戸まで.そのまま大湊線を乗ってもいいが,時間も合わないし,青い森鉄道線は特例で青春 18 きっぷでも乗車可能だし,今回の切符の趣旨はぶっとびできることであって青森に長くはいないので,大湊線や津軽線は後日ゆっくり回収するとする.せっかく八戸まで来たので,車で下北半島を一周.
3 日目は,この切符をふんだんに活かし,新潟経由で長野方面へ.河口湖線を回収するのもよい.
となると,2 日目は,三陸鉄道で南下し,3 日目につなげる.盛まで行っても良いが, BRT が渋いのと,そこまで行ったら女川まで回収したくなるが,不成立なので,諦めて山田線を回収.

 

この後,想定外が立て続けに起こります.

まず,下北半島が想像以上にでかい.

北海道は想像以上にでかい,という話はよく聞きますが,どうやら青森もそのようです.

え?なにこれ?

下北半島一周に 10 時間!?

(行きたいけど絶対時間足りないだろうなぁ,とむつ科学技術館と北洋館は除いているのに!)

 

仕方がないので,下北半島で 1 泊することにします.

そこで 2 つ目の想定外が.

この切符と全国旅行支援のためか,レンタカーも宿も全然ない.

レンタカーについてはローカルレンタカー屋で軽自動車がかろうじて 1 台確保できたのと,宿も Airbnb で下北半島に 2 つだけ残っており,片方が大間だったので,そこで確定.

首の皮一枚でかろうじて繋がりました.

 

そして,またまた想定外が.

2 日目に山田線で盛岡まで戻り,3 日目に新潟・長野経由で河口湖線を回収するルートを探索する必要があります.

現在,陸羽西線が死んでることなどを考えると,日本海側を南下するのが得策で,そうすると秋田に一泊が理想的です.

しかし,同様の理由か,秋田駅周辺の宿,ネットカフェの空きは 0 (そんなことある!?).秋田県内だとしても,駅チカの宿は 0 (駅チカ諦めても 2 件....)というありさま....しかたがなく,再び Airbnb でかろうじて残っていた,酒田の宿を抑えました.

秋田に宿がない....

酒田.下北半島一周後,三陸鉄道を経由してたどり着けるギリギリの駅です.マージンはゼロです.

このことが,後々悲劇を生み出すことになるとは,まだ気づいていませんでした(伏線).

 

確定した旅程は以下の通り.きちんと一筆書きです.

3 日目,新幹線の使えない青春 18 きっぷでは盲腸線となってしまう小海線を,上越新幹線,長野新幹線を贅沢につかうことで回収する経路,エレガントでしょう?

 

【 1 日目】

 ■東京

 ↓ 07:16~10:02

 ↓ JR新幹線はやぶさ101号 盛岡行

 ■盛岡

 ↓ 10:13~11:31

 ↓ IGRいわて銀河鉄道 金田一温泉行

 ■金田一温泉

 ↓ 12:51~12:55

 ↓ IGRいわて銀河鉄道 八戸行

 ▼[乗換不要] 目時

 ↓ 12:55~13:22

 ↓ 青い森鉄道 八戸行

 ■八戸

 ↓ レンタカー

 □大間岬

 

【 2 日目】

 □大間岬

 ↓ レンタカー

 ■八戸

 ↓ 12:25~14:09

 ↓ JR八戸線 久慈行

 ■久慈

 ↓ 14:15~15:49

 ↓ 三陸鉄道リアス線 宮古行

 ■宮古

 ↓ 15:54~18:21

 ↓ JR山田線 盛岡行

 ■盛岡

 ↓ 18:35~20:12

 ↓ JR新幹線こまち35号(E6系) 秋田行

 ■秋田

 ↓ 20:48~22:31

 ↓ JR羽越本線 酒田行

 ■酒田

 

【 3 日目】

 ■酒田

 ↓ 09:04~11:09

 ↓ JR特急いなほ6号 新潟行

 ■新潟

 ↓ 11:20~12:38

 ↓ JR新幹線とき318号 東京行

 ■高崎

 ↓ 13:01~13:30

 ↓ JR新幹線あさま611号 長野行

 ■佐久平

 ↓ 13:53~16:05

 ↓ JR小海線 小淵沢行

 ■小淵沢

 ↓ 16:28~18:34

 ↓ JR中央本線 高尾行

 ■大月

 ↓ 19:05~19:58

 ↓ 富士急行線 河口湖行

 ■河口湖

 ↓ 20:10~21:04

 ↓ 富士急行線 大月行

 ■大月

 ↓ 21:09~22:07

 ↓ JR特急かいじ58号 新宿行

 ■新宿

 

鉄道部分の路線地図は以下の通り.

3.いざ出発

さて,出発.

旅における鉄道も大事ですが,旅におけるカメラも大事.

今回携帯した装備はこんな感じです.

 

■ カメラ

FUJIFILM X-S10
FUJIFILM X100V

■ レンズ

LAOWA 9mm F2.8 ZERO-D
FUJIFILM XF16mmF1.4 R WR
FUJIFILM XF35mmF1.4 R
FUJIFILM XF56mmF1.2 R
FUJIFILM XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

 

XF10-24mmF4 が修理中だったため, LAOWA の超広角を持っていっています.開放時の周辺減光はすごいですが,それはそれで味があっていいですし,解像感については全く問題ありません.

また,XF16-55mmF2.8 を持っていっても良かったのですが,初心に戻り,標準域は単焦点構成で.

後ほど言及しますが,今回, X100V のリーフシャッターがとても活躍してくれました.

4.1日目

まずは東京に向かいます.

新橋.全てはここから始まったのかぁ.今回横浜は行けないけれど(伏線)も.

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今日は平日の金曜日.

いつもの風景ですね(今でも都内に小学生・中学生がいるとびっくりしてしまう).

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乗っていきます.いきなり著しい手段.

10 時には盛岡についているの,青春 18 きっぷ勢としては,意味わからん速さです.

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ここが,東北新幹線の起点です.

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朝日に新幹線が輝いていて,これからの旅にわくわくしてきます.

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鉄道開業 150 周年に感謝.

この時点では,まだ 4 回使える指定席を,この盛岡行きの 1 回にしか使っていませんでした.

自由度を失わないために.

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盛岡で 1 時間途中下車しても到着時間は変わらなかったのですが,どうせ盛岡はまた来るだろう(伏線),と先へ.

この選択により,金田一温泉で 1 時間の途中下車となり,また昼食を食うタイミングを逃すことが確定します.

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金田一温泉に到着.

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金田一温泉で途中下車.一時間ぐらい,ぐるっと街を一周します.

途中で会った街の人いわく,「酒と米が名物」だそう.

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IGR いわて銀河鉄道線の IGR って,Iwate Galaxy Railway らしいね.頭痛が痛い構文だ.

途中,しれっと青い森鉄道線に切り替わりつつ,八戸に向かいます.

第三セクターなので,路線の切り替わりは県境ってわけ.

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金田一温泉で昼飯を食べる時間もなく,お昼を食べそびれたので,八戸駅で駅弁を買いつつ,レンタカーへ.

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ここから下北半島の東海岸を爆走していきます.

六ケ所村に東通村,原子力関連施設の多いエリアです.

なんだろうな,運転していて,ただならぬ違和感.

人はたくさんいそうなのですが,娯楽施設や飲食店が全くない,かなり不気味な街並みが続いていました.

(不気味だ不気味だ言ってたら,一枚も写真撮ってなかった....)

 

不気味エリアを抜け,尻屋崎に近づくと,ロシア語をちらほら見かけるようになりました.

そんな,北海道でもないのに?

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尻屋崎灯台に到着.

LAOWA 9mm の雰囲気ある写真が撮れました.

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対岸には北海道が.

北の大地を全身で感じました.

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道中,「そういえば青森の七戸とかの N 戸って名馬の産地だよなぁ,だから馬がいるのか?」などと思いながら馬に出会いました.

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尻屋崎から大間崎まで,津軽海峡を右手に進んでいきます.

「北の大地と冬の日没は早い!!」と,ここらへんで本日のガメラレーダーは諦めました(それよりはよ大間崎についてマグロを,と方針転換).

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大間のマグロと地酒です.

それよりサバがうますぎた(マグロも美味しかったです.).

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「明日ガメラレーダーアタックするなら,日の出とともに出発しないとダメだし,明日は時間ないな」と,深夜の大間崎アタック.

何も見えない...(北海道らしき夜景は見えた).

次回来るときは,絶対に日中に来るぞ....

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途中に,地面のタイルに大きな日本地図があり,本土4島それぞれの最東西南北端が記されていたのですが,まあ真っ暗でなにもみえませんでした.

ただ,「たしか四国最南端は足摺岬で,たしかこのへん」と言いながらスマホのライトで探すのは,ある意味別のゲーム性があり,地味に楽しかったです.

 

ついでに港も放浪.

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そんなこんなで 1 日目は無事に終了です.

5.2日目(午前)

鶏の鳴き声とともに起床し,宿の低い天井におもいっきり頭をぶつけて,じんじんいいながらも,日の出とともに出発です.

昼前には八戸に戻らないと,すべての計画が台無しです(マージンゼロなので).

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朝イチ,まずは下北半島のくびれを拝めます.

左が北側で津軽海峡,右が南側で陸奥湾.

下北半島,でかいとはいえ,ここは細いらしい.

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ここで悲報.

日本防衛の要,ガメラレーダーへの道中,なんと雪崩とがけ崩れ(雪ってまだじゃないの!?)の影響で通行止め....泣く泣く,ガメラレーダーは遠目から眺めるだけになってしまいました.残念.本当なら目の前まで行けるんですけどね.

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時間に余裕ができたので,急遽恐山へ.イタコで有名らしいですね.

恐山菩提寺,なんだか天国から地獄まで,あらゆる景色がミックスされたような場でした.

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せっかくなので,大湊線のターミナル,大湊駅にふらりと.

今度は青春 18 きっぷで乗りに来ます!

その隣駅の,本州最北端駅である下北駅もさらっと脇を通過.

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昨日は下北半島の東海岸を北上しましたが,今日は西海岸を南下します(一筆書きなので!).

東海岸と違って,西海岸は,安心できる街並みがあり,安心できる人々の営みを感じることができました.

 

さらに,横浜が....これで,新橋~横浜 制覇?

最後は,建設途中の下北半島縦貫道路を通って八戸まで急ぎます.

 

無事,昼前に八戸駅まで戻ってこれました.

Yahoo カーナビの正確さに感謝.

6.後半へ!

ちょっと写真の枚数が多くなりすぎてきたので,後半はページを分けます.

7.出典

JR東日本. 鉄道開業150年スペシャルサイト. Retrieved October 29, 2022, from https://www.jreast.co.jp/150th/
JR東日本. 鉄道開業150年を記念したJR東日本オリジナル特別企画乗車券を発売中!. Retrieved October 29, 2022, from https://www.jreast.co.jp/150th/campaign/00014/

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